昨年夏に開校した「東京アナウンススタジオ」のアナウンサー内定第1号のお祝いでした!
おめでとう!春からアナウンサーです。
こちらは名物の『内定オムレツ』!
全国に2,000人ものアナウンサーを輩出したアナウンススクールの恩師である故・永井譲治さんが、薄〜く焼いたオムレツにケチャップで放送局名と名前を書いて祝ってくれた伝統の『内定オムレツ』です。
(永井さんのことはこちらをお読みください)
受験生はみないつかこのオムレツを食べる日を夢見て頑張るのです。
事情をお話したら、お店の方が快く引き受けてくださり、わざわざ前日に練習してくれたそうなんです!
仲間たちからも祝福の拍手。
放送局名のところをひと口で!もちろん食リポ。
大学4年生の夏を迎えた彼と初めてお話しした時、
「今からでも受験間に合いますか?」
と少し不安そうな顔をしていました。
私は「本気で目指すなら、有るよ」と答えました。
「アナウンサーになって、テレビで何やりたいの?」
ほとんどの学生はここで答えに詰まります。
しかし彼は、力強くこう言いました。
「僕、テレビ好きなんです。なんでみんなもっと見ないんだろうって思って。
僕が若者をテレビに戻しますっ!」
その情熱を聞いて嬉しくなってしまいました。
彼ならテレビというフィールドで、何か面白いことをやってくれるかもしれないな、
応援しようと思いました。
これまで15年、私は他のスクールで雇われ講師を務めたり、
個人レッスンなどの指導を通したりして300名ほどの合格に携わって来ました。
「自分のスクール造らないの?」とよく聞かれましたが、
アナウンススクールとは、全国の放送局の受験情報を入手し、生徒の就活のみならず
人生を切り開くほどのコミュニケーション術を指導するものと私は考えています。
自分自身、現役アナウンサーとしての仕事を抱えながらスクールを運営するのは
あまりにも大変なので避けていました。
鶴がが自分の羽を抜いて機を織るようなものですから。
でも、彼を目の前にして、この子を一から育ててみたいと思い、いよいよスクールを開講することを決めたのです。
ちょうど他の受講希望者たちも集まり、少数制で100%合格を目指すスクール
「東京アナウンススタジオ〜アナウンサー受験コース」の誕生となりました。
ひと月後には受験レースがスタートする為、一日10時間の特訓!
宣材写真の撮影!
毎晩のようにESの添削。
提出したESは全て通過という最高の受験スタートを切り、
怒涛の試験ラッシュです。
全国飛び回り、体重が6キロも落ちたとか。
そして、3ヶ月半走り切り、第一志望の放送局から見事内定をもらえました!
最速で最高の結果です。
ここまでたくさんの人に支えられて今の自分があるのだということを
「ちゃんと感謝の言葉を言える人になりなさい」
と顔を見る度に口酸っぱく言って聞かせていたら、
「今度先生に見せようと思ったんですけど、
自分のスマホの待受け画面これです」(笑)
本当によく頑張りました。
本当におめでとう。
アナウンサーになってもこの気持ちとオムレツの味を忘れないでね。
赤坂サカス広場で記念写真。最後はみんなで変顔っ!
ふふふ。青春だわ。
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